クラウドソーシングをして作業の幅を広げよう

クラウドソーシングサービスビジネス系雑記

今回は、クラウドソーシングの利用について解説をして行きます。

WordPressを使ってブログを書いていると、こんな風に思うことはありませんか?

このデザイン(レイアウト)、もう少し変えたいんだよなー。

最初は、ブログでコンテンツを発信することに楽しみがありましたが、どんどんと続けていくと、自分好みのデザインにしたくなったりします。
また、WordPressは非常に使い勝手のいいブログシステムので、自分専用のデザインテンプレートを作ることも容易にできます。

そのほかに、このようなことを考える人もいると思います。

ブログのコンテンツを他の人にも手伝ってもらいたいな。

ECサイトの商品アップロード、外注したいな。

全てのことを自分一人でやるのは、とても大変です。

作業ボリュームなどによりますが、作業を第三者にお願いする場合、クラウドソーシングを利用するというのは有効な方法です。
今回は、ブログやECサイトなど、IT系に特化して便利なサイトを紹介していきます。

クラウドソーシングとは

クラウドソーシングとは、インターネット上で不特定多数の個人や企業に業務委託することを指します。
「アウトソーシング」と言われる人もいますが、アウトソーシングは特定の業者への業務委託のことを指しています。どちらも外注することには変わりませんが、インターネットを活用するため、従来よりも業者選定の自由度が広がったり気軽に仕事を依頼したりと、近年企業、個人問わず利用が増えています。

副業やフリーランスが盛んになってきていますので、今後ますますクラウドソーシングを利用する方は増えてくるでしょう。

クラウドソーシングしやすい業務内容は?

クラウドソーシングは、フリーランスの方の登録が多いからか、IT業務の割合が比較的高いです。
デザイン制作Webサイト制作システム開発などは代表的なものでしょう。近年では、動画の編集や制作なども比較的多くなってきています。

ブログの記事だったり、商品説明のライティングなどもクラウドソーシングしているとの声をよく聞きます。

その他、データ入力や資料作成、翻訳作業なども利用されています。

仕事のカテゴリーはまだまだありますので、詳細は後ほど紹介する各サイトにてご確認ください。

私も何度もクラウドソーシングを利用していますので、今まで利用したものの一部を紹介します。

  • ロゴ制作
  • Webサイトデザイン
  • ランディングページ(LP)制作
  • バナー制作
  • HTML/CSSコーディング
  • CMS(WordPress)導入

クラウドソーシングの発注方法

クラウドソーシングは大きく3つの発注方法があります。

プロジェクト形式

システム開発やホームページ制作、記事ライティングなどで使用される形式です。
発注者が掲載した案件に対して、受注者より見積もり提案があり、条件(金額や納品スケジュール)を決めていきます。

タスク形式

アンケートやデータ入力など、比較的簡単な作業で使用されている形式です。
スキルなどは特に必要なく、発注者とのやり取りもほとんどないことが多いです。

コンペ形式

ロゴやバナー制作、ネーミングなどのデザイン系で利用される形式です。
実際の制作物を提案してもらって、気に入ったものを採用することができます。

クラウドソーシングのメリット・デメリット

ここでは、あくまでも発注者としてのメリット・デメリットを解説していきます。
本記事では、ブログやECサイトを運営している方が、クラウドソーシングサービスを利用するという前提になります。

クラウドソーシングのメリット

コストの削減

必要な時に、スポットで仕事を依頼できるので、従業員を雇うことに比べてコストの削減が望めます。常時一定量の仕事がある場合は、従業員が必要になりますが、従業員には通常の給与以外に福利厚生費や社会保険料などがかかってきます。案件ベースで、スキルを持った人に仕事を依頼できるので、トータルで考えるとコストが削減できます。

仕事の幅を広げられる

クラウドソーシングでよく利用されているのが、自分にない専門スキルをお願いすることがあります。

例えば、プログラマーがWebサイト制作を請け負った場合、大枠で「デザインを作る」「コーディングをする」「CMS(WordPress)を導入する」「コンテンツ(ライティング)を制作する」とあり、デザインのみクラウドソーシングしようということはよくされています。
逆に、デザインが得意なフリーランサーから、CMS(WordPressなど)導入の依頼をされることもあります。

ECサイトの運営者であれば、数の多い商品アップロード作業を外注して、自分はマーケティングに集中する。といった使い方をされる方もいます。

ブログサイトでも、コンテンツ制作(記事制作)をしている間に、見た目(デザイン)をクラウドソーシングでお願いしておくというのも、よく聞く事例です。

急ぎの案件に対応できる

クラウドソーシング上では、多くのワーカーがいますので、急いでお願いする案件などでも、インターネット上で探すことができます。

アウトソーシングの場合は、まず先方へのスケジュール調整や、費用面での条件が合わない場合なども考えられますが、クラウドソーシングでは急ぎの旨や費用感を初めから記載しておけば、その条件でワーカーが集まってくれます。

その他メリット

ECサイトやブログサイトの運営だとあまり関係ありませんが、「新規パートナーの開拓」もメリットにあります。

事業を拡大する場合に、今まで案件を依頼したことがあるワーカーがいれば、ワーカーのスキルや人となりも通常の面接より明確にわかります
デメリットに記載しますが、ワーカーのレベルはそれぞれですので、安定して案件をお願いする場合は、パートナーとして事前にスケジュールを確保することも可能になります。

クラウドソーシングのデメリット

ワーカーの見極めが困難

インターネット上で、不特定多数の人に業務を委託するので、ワーカーのレベルは正直マチマチです。またレベルだけでなく、きっちりと仕事をコミットしてくれるワーカーを選別しなければなりません。

コミュニケーションが難しい

インターネット上で、やり取りをするわけですので、日本人によくある「こんな感じで~」というのが、伝わりにくいです。最初にきちんと要望をクリアにしておかなければ、追加料金の請求であったりとトラブルが起こる場合もあります。

デメリットを回避するヒント

デメリットを聞くと、不安になる方も多いかと思いますが、それは全て慣れていなかったり、要望を伝えきれていない部分が主たる要因です。

ワーカーの見極めについては、クライアントのプロフィールを見て、成果物を確認したり、場合によっては、そのスキルがあるかを事前に質問することで、一定以上のスキルがあるかはわかると思います。

また、初めは簡単な案件からお願いして、徐々にボリュームのある仕事を依頼するということもポイントです。
いきなりポンっと案件を渡して、トラブルがあった場合は、目も当てられません。

コミュニケーションについては、案件によりけりですが、電話対応可能かを事前に確認するのも一つの方法です。(電話可能かどうか、プロフィールに記載されているサービスもあります)
案件によっては、文章だけではどうしても伝わりにくい部分がありますので、その方法を取られている方はいらっしゃると思います。中には、案件が大きいので、直接会って話をする方もいるようですよ。

ただ、ワーカーの中には、電話自体を嫌がる方や、電話番号を教えたくないという方もいらっしゃるので、Skypeだったりzoomを使って実施することも選択肢としてあります。

実際に私がどうしていたか、参考までに記載しますね。

プログラム系(WordPressやコーディング)案件を依頼するときには、プロジェクト形式でお願いします。
提案をもらったワーカーに、「これは出来ますか?」「こんな機能があるの知ってますか?」など、事前にかなり質問をします。
また、相性もありますので、何度もお願いする人には、「この機能便利なので、わからなければ教えますので、手伝ってください」と言って実施してもらったこともあります。相性が良ければ、途中で投げ出されるという不安は回避できますからね。
ワーカーにとっても、スキルアップにつながるので、割と受け入れてもらえます。

デザイン系案件の場合は、コンペ形式でお願いしますので、自分の気に入ったデザインを選ぶことができます。色々なワーカーから提案をもらった中で、自分で選ぶのでトラブルになることは少ないかと思います。また不明点があればワーカーから質問が来ますので、質問に対しては丁寧に回答しています。

要望を明確にしているので、今まではトラブルになったことはありません。

あくまでも私の場合ですので、参考になれば幸いです。

人気のクラウドソーシングサービスを紹介

最後に人気のクラウドソーシングサービスを紹介していきます。
クラウドソーシングのサイトはいくつもありますが、今回は3つのサイトを紹介します。

どのサービスも、ワーカーの実績や評価を見ることができます
また、ジャンルごとに参考価格もありますので、便利です。

CrowdWorks(クラウドワークス)

クラウドワークスのHP

クラウドワークス

CrowdWorks(クラウドワークス)は国内最大級のクラウドソーシングサービスで、次に説明するLancers(ランサーズ)と双璧をなしています。

仕事の発注数は300万件を超えており、種類も200種類以上あります。
政府や大企業も利用している実績があるのが、初めての人でも安心するポイントです。

初めての発注でやり方がわからなくても、CWコンシェルジュが電話で発注をサポートしてくれます。

Lancers(ランサーズ)

ランサーズのHP

ランサーズ

Lancers(ランサーズ)も、先ほど紹介したCrowdWorks(クラウドワークス)と同様に人気のあるクラウドソーシングサービスです。

こちらも、案件数は200万件以上あり、官公庁や大手企業から注目ベンチャーまで幅広く利用しています。

初めての方でも、電話やチャットで相談が可能です。

ランサーズとクラウドワークスは、どちらも試してみるのが良いかと思います。

ココナラ

ココナラのHP

coconala.com

ココナラ は「スキル・知識の売り買い」ができるクラウドソーシングサービスです。
自分の好きなことをサービスにして出品している方もいます。

ちょっとした副業などで登録している人が多いです。ワンコイン(500円)から出品ができます。相談やレクチャーなどが多いのも特徴です。

他のクラウドソーシングサービスとは違った、フリマ感覚のあるサービスです。

まとめ

クラウドソーシングについての解説でしたが、いかがでしたか。

まだ利用されていない方向けに、少しでも不安が取り除けるよう、実体験も含めての記事にしました。インターネット上でやり取りをするので、最初は不安に感じる方が多いですが、きちんと伝えれば、成果物はしっかりと仕上がってきます。

また、案件終了後にお互いを評価しますので、今後もクラウドソーシングを使用していく場合、変な対応はしにくいですよね。
発注者も受注者もお互い、平等に仕事が出来るよいサービスだと思います。

今後はフリーランスの方が増えて、更に普及していくでしょうから、是非利用しみてください。

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