ワードプレスを使ってWebサイトやブログをしよう!と決まったはいいものの、どのサーバー会社がいいのか。そして、どのプランがいいのか。
ある程度知識がある人でも、悩むところですので、初めて取り組む人は混乱するところの一つです。
ブログを始めようと思うけど、サーバーはどうしようかな。さくらのレンタルサーバーとか、ロリポップとか、GMOとか聞いたことあるけど、よくわからないな。
このような方はいらっしゃると思います。むしろ、サーバー会社の名前を聞いたことあるだけ、知識があると思ってください。
今回は、数あるサーバー会社の中でも、さくらのレンタルサーバに焦点を当てて、解説をしていこうと思います。
さくらのレンタルサーバーのプランについて
さくらのレンタルサーバの種類については、全部で6種類あります。
料金で比較すれば、一番安いライトプランからマネージドプランまで様々です。
個人向けか法人向けか
ライトプランからプレミアムプランまでは、個人用途として、またビジネス以上のプランは、ビジネス用途となっています。
ビジネス用途のビジネス、ビジネスプロプランは個人用途のスタンダード、プレミアムプランと違い、ドメインごとに管理ユーザを設定できる機能と、ドメインごとにメール受信を制御できる2つの機能があります。
出典:さくらのレンタルサーバのプラン選びに困ったら見るページ 会社のサイトなのでスタンダードプランでは機能が不足しますか?
ライト、スタンダード、プレミアムの違い
WordPressを使ってブログをするのであれば、コスパだけで言えば、さくらのレンタルサーバ スタンダードがおすすめです。公式HPでも人気No.1になっています。
とりあえず、個人ブログやWebサイトを作りたい!という方であれば、スタンダードプランが良いのではないでしょうか。
さくらのレンタルサーバーの良いところは、ほとんどのプランに「2週間お試し無料」がついているところです。(ただし、マネージドプランは除く)
ライトプランのほうが安いから、ライトプランも検討したいな。
確かに、初期投資は低くしたいものです。しかし、ライトプランは、
WordPressが使えない
のです。ブログを作るならWordPressが使いやすいので、ライトプランでは対応が出来ません。
HTMLやCSSだけの静的なHPを作る方であれば、ライトプランでもよいかと思います。ワードプレスのようなCMSを使う場合は、スタンダードプラン以上となります。
お申込みはこちらからできます。
スタンダードとプレミアムって何が違うの?
スタンダードとプラミアムは機能面では違いはほとんどありません。
一番の違いは、容量になります。以下、主だった部分を書きます。
スタンダード | プレミアム | |
ディスク容量 | 100GB | 200GB |
マルチドメイン設定 | 100個 | 150個 |
MySQL | 20個 | 50個 |
メーリングリスト | 10個 | 20個 |
その他、大量アクセスの場合のアクセスが快適にいくかどうかのコンテンツブースト機能が、スタンダードプランでは有料オプションとなっています。
全て、さくらのレンタルサーバーの管理画面にて確認ができますので、一つでも超えそうなものがあれば、スタンダードからプレミアムにすればよいでしょう。
デメリットも紹介しておきます。プレミアムプラン以下では、複数ドメインの場合、下の画像のようにどちらのドメインでも同一ユーザーとみなされてしまいます。
一つのWebサイトだけを運用する方は、特に問題ありません。
複数Webサイトを運用する方で、上記のことが困る場合は、ビジネスプラン以上が良いでしょう。
ビジネス、ビジネスプロ、マネージドの違い
法人用途、コーポレートサイトなどを運営するのであれば、ビジネスプラン以上がよいでしょう。もちろん、WordPressは使用可能です。
サーバー自体は自社で管理(契約)して、サイトの運営は制作会社にお願いする。といったケースもあると思います。その場合、ビジネスプラン以上であれば、ドメイン毎に管理ユーザーを設定でき、ドメイン毎にメール受信を制御できる機能があります。
セキュリティ上も安心できる機能です。
また、個人用途であっても、ドメイン毎にメール受信の制御をしたい場合は、ビジネスプラン以上がおすすめということになります。
ビジネスとビジネスプロの違いはなに?
スタンダードとプレミアムの違いと同様、ディスク容量の違いなどはあります。
決定的な違いは、WebサイトのIPアドレスが専有か共有かです。
ビジネスプロでは、WebサイトでIPアドレスが専有されているので、同居するサーバー内の他サイトが攻撃をされたとしても、Webサイトが見れなくなるリスクはなくなります。セキュリティ上、安心できます。
ちなみに、私はお客様のコーポレートサイト等を構築するお手伝いをする際は、料金が高くなりますが、専有のIPアドレスを取ることをお勧めしています。
マネージドプランは何が違うの?
さくらのマネージドサーバの最大の特徴は、サーバー1台丸ごと使えるということです。
IPアドレスがWebサイトだけでなくメールサーバーも専有となるので、ビジネスプロよりさらにセキュリティが高いプランとなっています。
サーバー1台丸ごとレンタルですので、マルチドメインやMySQLなどは無制限となっています。WebDAVなどのファイル共有もできるので、Webサイト以外の利用も可能です。
ビジネス以上のプランをご希望の方もこちらから契約できます。
料金について
ライトプラン以外は、月額での契約が可能です。試しに使ってみる場合にも、便利です。
主な費用
スタンダード:1,048円(初期費用)、524円(月額費用)
プレミアム :1,048円(初期費用)、1,571円(月額費用)
ビジネス :5,238円(初期費用)、2,619円(月額費用)
ビジネスプロ:5,238円(初期費用)、4,714円(月額費用)
マネージド :49,500円(初期費用)、13,200円~(月額費用)
年間一括の支払いの場合は月額払いより1か月から2カ月分お得になっています。
まとめ
今回は、さくらのレンタルサーバーについての解説でした。
個人的なWebサイトを作るのであれば、WordPressも使用できるスタンダードプランから始めるのがおすすめです。
プランが上がっていけば、ディスク容量であったり、セキュリティが向上します。
使用用途によって選択が変わってきますが、皆さんのプラン選択の一助になれば幸いです。
それではまた次回。