Webサイト制作の仕事をしていると、お客様との打ち合わせで「どのようなWebサイトにするのか」という話に必ずなります。いわゆる要件定義です。
お客様は、お金をかけて会社のホームページをリニューアルするわけですので、「あれもしたい。これも入れたい」と、どんどんと話が大きくなっていきます。
デザインの話になる時に、お客様の要望に確実に応える場合には、オリジナルデザイン(デザインをゼロから作る)での提案になります。
打ち合わせの中で出た要望を、デザインという形でアウトプットしていきます。
一方でWordPressなどを利用すると、テンプレートデザインというものも存在します。
テンプレートデザインは無料のもの、有料のものどちらもありますが、決まっているデザインの中からデザインを選択して、Webサイトに適用します。
今回は、Webサイト制作において、「オリジナルデザインとテンプレートデザイン、どっちがいいの?」という質問に私なりに解説を入れて説明していきます。
Webサイトで一番重要なのはコンテンツ
「どちらがいいか。」の前に、一番重要なことを。
常々、お客様のサイトを作る時に話をしているのは、見た目も重要ですが、一番重要なのはコンテンツです。サイト構成をきちんと決めて、中身のコンテンツを充実させてください。と話をします。
コンテンツの充実度は、SEOの観点からも重要です。
会社のHPであれば、内容がよくわかるコンテンツを作成することに重点を置いてください。
デザインはテンプレートで良い?
私の結論ですが、デザインはテンプレートでいいと思います。
デザインから作ると、小規模サイトでも数十万円、場合によっては百万円以上の費用がかかります。
「費用対効果に合うのか。」という点で、私はテンプレートでのWebサイト制作でよいのではないかと思います。要はお金の問題です。
Webサイトは作って終わりではありませんし、Webサイトにはある程度寿命もあります。
決まりはありませんが、作ったサイトもいつかはサイトリニューアルをしなければなりません。
リニューアルの周期は、おおよそ4~6年ぐらいでの相談が多いです。
約5年ほどで、Webサイトをリニューアルするわけですし、コンテンツのほうが重要ですので、既存のテンプレートから選んで、費用を安く抑えたほうがいいと、お客様には提案することもあります。
WordPressの場合、テンプレートデザインと言っても、その種類は有料無料問わなければ数百以上あります。また、SEO対策もしっかりされているものもありますので、自分の好みのデザインを使用できます。
その他、写真や動画などを利用すれば、見え方も変わってきますので、しっかりとしたサイトを作ることができます。
なぜ、多くの人が約5年でWebサイトをリニューアルするのか。気になりませんか?
代表的な例を挙げていきます。
デザインが古くなる
デザインが今のトレンドと合わずに、古くなってしまったので、デザインの刷新をしたいという場合があります。その時のデザイントレンドがありますので、数年は「今っぽい」を保てますが、さすがに5年ほど経つと、少し前のデザインだなと感じてしまいます。
機能が使えなくなる
当時流行していた機能などを、当時のトレンドとして導入したが、今はめっきり使えなくなってしまった。ということもあります。
代表例で言えば、Flash(フラッシュ)です。iPhoneの登場によって、Flashは段々と表示がされなくなってきて、利用頻度が下がっていました。
ついには2020年末にAdobe社はFlashを正式に終了することを発表しました。
ユーザビリティの向上のため
今、Webサイト閲覧ではPCよりスマホのほうが高いですし、スマホ対応(レスポンシブ対応)は必須です。スマホ対応されていないサイトは、正直見る気がしません。
それだけ、リニューアルがされていないということですし、古いサイトのイメージがついてしまいます。
サイトの情報整理のため
「Webサイトで重要なのはコンテンツです。」と言ってきましたが、コンテンツを更新して、逆に情報が溢れかえってしまうときもあります。
その場合は、情報整理も込めて、「サイト構成を見直すついでにリニューアル」というパターンもあります。
企業のホームページの場合、「新しい事業が掲載されていないから、その内容を入れて、デザインも変えましょう。」などというパターンもあります。
テンプレートデザインのメリット
テンプレートを利用することのメリットを一つずつ解説していきます。
制作費用が安い
制作費用は圧倒的にテンプレートデザインのほうが安く済みます。
有料のデザインテンプレートも数千円から数万円のものまでありますが、それ以外の制作費用では、10万円程度で作ってもらえる場合もあります。テンプレートデザインの最大のメリットです。
制作期間が短い
デザインでの打ち合わせがないので、すぐに制作に取り掛かれます。WordPressであれば、数週間で納品ということもあります。
制作期間が短いということは、その分サイト制作の打ち合わせの時間も短いということです。
打ち合わせには時間を要しますので、時間の節約にもなります。
テンプレートデザインのデメリット
「費用対効果がいいから」という理由で、テンプレートデザインを勧めていますが、当然デメリットもあります。一つずつ解説していきます。
デザイン変更が難しい
テンプレートデザインですので、他の第三者が作っていますから、制作会社にお願いして「この部分だけ変更してほしい」と言うのはお勧めしません。自分たちが関わっていないデザインを一部改修することは、かなり面倒ですし、下手したら他のデザインに影響が出ることもありますので、制作会社も敬遠しがちです。
そのような場合、結局オリジナルデザインで作り直した。ということも聞かないことはありません。
デザインにこだわりがある場合は、テンプレートデザインは合わないです。
同じデザインのWebサイトが存在してしまう
こちらも当然のことですが、他のサイトで同じデザインが使われていることがあります。
テンプレートデザインなので、当然ですが。
オリジナリティを求めている人には向きません。
アフターサポートがない場合が多い
制作会社もテンプレートデザインの場合は、アフターサポートをしていない場合もあります。
また、サポートをしていても、「機能追加」や「デザイン修正」を依頼しても、「テンプレートなのでできません」と言われるケースがあります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。私は、実際に自分でWebサイトが作れるので、オリジナルにこだわらなくても、テンプレートで十分じゃないかなと感じてしまいます。
制作会社に頼むにも、Webサイトは結構な金額が発生します。
予算にある程度余裕があるのであれば、満足感が高いオリジナルデザインで作っても良いと思います。あれもこれも、と要望に応えることが可能です。
しかし、それほど予算を使わずにということであれば、コスパは間違いなくテンプレートがいいです。
その代わり、Webサイトの自由度は低くなりますので、ご理解ください。
何度も言いますが、Webサイトは作って終わりではなく、作ってからがスタートです。
コンテンツが一番重要ですので、その点をよく理解して、Webサイトの運営をしていきましょう。